医療事務への転職を考える

医療事務の現状

医療事務という職業は、大変人気の高い職業です。特に、女性に人気があります。医療事務は資格があり、その資格は一生ものですから、結婚や出産によって仕事を一時期退職し、子育てが一段落付いて復職するのにも、比較的簡単に就職出来る職業という事もあって、人気が出てきました。資格取得も難しくなく、通信教育や専門学校、短大などで専攻して取得する事ができ、受験者の約8割が合格するという高い確率の為、医療事務という資格を取る人の人数も増える傾向にあります。また、医療関係の仕事という事もあり、仕事場には一生困らないという事も相まって、医療事務の資格保持者の数も、医療事務に携わる人数も、増えています。

 

こうした現状から、医療事務に従事している人数は増え、医療事務を希望している人数が増え、働ける医療現場を探す事が困難になってきました。更に、近年の産婦人科閉鎖も伴い、今は、医療事務を新たに雇う医療現場も少なくなっています。

 

また、医科、歯科、介護、調剤と、同じ医療に携わる現場において、医療事務の内容が異なる事も問題です。各々の現場で各々の知識が必要になってくる為、歯科で医療事務に携わっていて、今度は医科に転職したいと思っても、医科の医療事務の知識がなければ、すぐ働く事は出来ません。つまり、新たに勉強しなければならないという事になります。それによって、同じ医療機関内でも、医療事務の転職は難しくなっているのが現状です。